ニュージーランドの学校は、5歳の誕生日を迎えると小学校に入学できます。
5歳から6歳の間に小学校に入学することになるので入学日はそれぞれ異なり、日本の学校のように全員一斉に4月にスタート、入学式とはなりません。
以前スクールホリデーの記事の時にお伝えしましたが、ニュージーランドの学校は1月末から2月初旬に1学期、4月中旬に2学期、7月中旬に3学期、10月中旬に4学期が始まります。
学校によって入学できる時期が異なるようですが、うちの子供の学校は学期で2回、入学の日が設定されています。
それぞれ学期の最初、中頃に設定されており、今は3学期ですが、ちょうど今週学期2回目の入学日でした。各学期大体10週から11週間あるのですが、今週から後半6週目がスタートしたところです。
これは1年生の入学だけではなく、他の学年に転校してきた生徒も同様です。
ちなみにその前週と前々週に学校を訪問して少しクラスで授業を受けてみる日というのが設けられています。
5歳になったらすぐに入学しなければいけないわけではなく、その子の成長に合わせることができるので、これは良いシステムだなと感じます。
日本だと4月生まれの子と翌年3月生まれの子が同じ学年になるので、成長に結構差が出てしまうと思います。
ちなみに通常幼稚園、保育園は6歳を超えると通うことができません。
ただ、誕生日によって、例えば11、12月生まれだとすると、翌年1月に始まる1学期まで待つ方が良かったり、10月生まれだと4学期から始まったりするので、ちょっとタイミングが難しいかもしれません。
そして3学期と4学期から始まる1年生に入る子たちはYear0といって0年生に入ることが多いようです。
最大で2学期Year0で勉強し、次の年はYear1、1年生に上がります。
1学期、2学期に入学した1年生は次の年は2年生に上がるのが通常です。
ただこれは生徒にもよるようです。
ちなみにうちの子供は2学期から入学しました。
うちの子供の学校は入学日は全校が集まり、入学する生徒が一言挨拶(名前を言うぐらいですが。)をみんなの前でするのですが、これは親も一緒に参加するので、とても緊張します・・。
ただ、発達障害があったりすると学校側も配慮してくれるので外で待っていることなども出来ます。
5歳で小学校って早いと思いませんか?
うちの子供は早生まれというのもあり、あと少し生まれるのが遅かったら、まだ日本では幼稚園、保育園に通っている年なのに、ニュージーランドでは小学校の1年生や2年生なのです。
とは言っても、ニュージーランドの1年生は勉強するというより、遊んでいる時間が多いような気がします。遊びを通して学ぶそうですが。
2年生になるともう少し勉強する時間が増えますが、勉強する内容も、日本の小学校のように皆で座って先生の方を見て同じことを勉強する、というわけではなく、いくつか選択肢があり、ローテーションしながらその中から自分がやりたい勉強やアクティビティを選んで勉強するようです。
発達障害やサポートが必要な子供もクラスに何人かおり、その子の特性に合わせて、例えばその子がもういっぱいいっぱいになっている様子だったりすると静かな部屋で過ごさせてくれたり、個別の先生が必要と判断されたら、その個別の先生との時間を設けてくれたりします。
またそのようなサポートがあっても、机と椅子が並んだ状態で皆で同じ勉強をしているわけではなく、グループに分かれていたり、個別に勉強していたりするので、特段目立つこともありません。
大きな机がいくつかあり、その周りに椅子があり、クラスルームもオープンな感じです。
(上記の画像はあくまでイメージです。)
学力の面では日本の方がどんどん追い越していくのだろうなと思うのですが、うちの子供のように発達ゆっくりさんにとっては、自分に合った勉強法を選ぶことができるので、生活しやすいようです。
ただ、勉強はというと、学校が全て見てくれるという感じではないので、家での勉強は結構必須な印象があります。でもこれも家庭の教育方針によるので、宿題もないし必ず家で勉強しなければいけないわけではないです。
私はこちらの小学校に通ったことはなく、日本の学校しか知らないので、子供が実際学校で何やってるのかちゃんとわかっていないのが正直なところです苦笑