ニュージーランド不妊治療➁ 公的機関で受ける際の条件

ニュージーランド不妊治療

前回のブログでは不妊治療の流れについて紹介しました。
私はその当時の公的機関で受ける不妊治療の条件を満たしていましたので、無料で受けることが出来ましたが、今現在はその条件も少し変わったようです。
条件自体は住んでいる地域により異なるようで、こちらに記載するのはオークランド、ノースランド地方在住者の条件です。
各地域の内容はこちらより参照ください。

なお、以下の内容についてはあくまで今現在上記のウェブサイトなどに記載されているものをまとめたものとなります。今後変わる可能性もありますし、また以下を満たしていれば必ず公的機関の治療を受けられると保証するものではありませんので、治療をお考えの方は必ず専門の方にご相談くださいね。

Clinical Priority Assessment Criteria (CPAC)のポイント

以前と異なり、Clinical Priority Assessment Criteria (CPAC)というアセスメントが必要になったようです。このアセスメントで100ポイント中、65ポイント以上で基準を満たすようです。
この部分は私自身が経験していないので、詳しく書けず申し訳ないです。

流れとしては、まずはGP(かかりつけ医)に相談し、そこでいくつか検査を行い、Northern Region Fertility Service (NRFS)に紹介されます。NRFSが不妊治療専門クリニックを紹介、その不妊治療専門クリニックにて検査、不妊の原因などを調べ、そこで公的機関での治療の基準を満たすと判断されると再度NRFSに送られ、治療待ちとなります。

アセスメントを受けるまで3~4か月待ちとなるようなので、有料とはなりますが、プライベートの機関でも公的機関での治療の対象となるかアセスメントを受けることができるようです。
時間がもったいないという人にはこちらも良いかもしれないですね。

他の基準

他に以下の基準を満たす必要があります。

  • 専門医に紹介された時点で女性39歳以下、男性55歳以下。
  • ノンスモーカーであること。もしくは元喫煙者の場合はやめてから3か月以上経つこと。
  • 紹介前の12か月間、どちらも薬やアルコールの乱用がないこと。
  • BMIが女性35以下、男性40以下。
  • どちらもニュージーランド市民、もしくは永住者、または2年以上のワークビザ保持者。
  • 治療開始時にニュージーランドに居住しており、治療期間中も居住していること。治療開始時に20か月以上居住する資格があることを証明できること。
  • 妊娠を試みて、1年経っても妊娠しない、または子宮内膜症や卵管閉鎖、無排卵、精子数の減少などがある場合。または着床前遺伝子診断で治療可能な遺伝的疾患がある場合。または妊娠の可能性が失われる可能性のある治療(化学療法など)の前に温存が必要である場合。
  • 養子を含めて、現在のパートナー関係で子供の数が0もしくは1人のみ。
  • 1年で半年以上一緒に住んでいる以前の交際関係でもうけた子供の数が0もしくは1人のみ。

他にも同性のパートナーの場合などの基準もあります。
上記の基準は満たす方が多いと思いますし、ちょっとわからないなと思っても、もし迷っていたらぜひまずはかかりつけ医に相談すると良いと思います。

次回は具体的な検査内容などをお伝えできたらと思います。

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