私は現在2児の子持ちですが、どちらもニュージーランドの不妊治療で授かりました。
病院との英語でのやり取りはとても大変で、日本語で何か情報がないか調べましたが、その当時はほとんど見つけることができなかったです。
現在はその当時と異なり、色々情報があるかもしれませんが、私のように日本語で調べたい人がいるかもしれないと思い、少し前とはなりますが、治療についての個人的な経験を共有したいと思います。
なお、パブリック(公的機関)の経験となりますので、プライベート(自費で行う方)にはあまり参考にならないかもしれません。
不妊治療を受けるまでの流れ
- GP(かかりつけ医)などでの診断、専門医への紹介
- 専門医との面談、必須検査の説明
- 検査
- 検査結果、その後の治療方針相談
- 治療開始
ざっと書きましたが、実は公的機関を使う場合、(つまり費用はほぼ無料、一部負担)最初のかかりつけ医での相談から治療開始までかなり時間がかかります。
私は専門医との面談はGP診察から8か月後、治療開始までは1年5か月もかかりました。
ウェブサイトにも以下のように記載があります。
Fertility PLUS currently offers orientation within approximately 12 months, and a treatment package within 14 months.
現在は最初の面談まで12か月、治療まで14か月ほどかかるようです。
ただ私の場合検査後に病気が見つかり、その手術を挟んでいるので、余計時間がかかったと思います。
年齢が上がってくると時間との闘いでもありますので、費用に余裕がある人はプライベート(全額個人負担)を検討する方がいいかもしれません。
不妊治療の流れ(IVF)
- 治療オリエンテーション
- 注射についてのオリエンテーション
- 注射開始(自宅にて)、血液検査
- 採卵日決定、採卵
- 胚移植
- 血液検査で結果報告
ここではIVF、体外受精について紹介していきます。
治療方針が決まれば、月経のサイクルに基づき、排卵誘発の注射開始日、採卵日、胚移植日は血液検査をしながら進んでいきます。
オリエンテーションから移植までの期間は1か月半ほどです。
移植後、血液検査を数回して妊娠結果がわかります。
治療が始まるまではかなり時間がかかりますが、その後は慣れたものでするすると進んでいきます。
不妊治療を専門的に行っているFertility PLUSという機関で行いましたが、条件を満たせば無料で治療を受けることができ、満たさない場合は自費で受けることもできます。
余談ですが、Fertility PLUSではお医者さん、看護師さん、培養士さん、ほぼ女性です。男性は1名しか会ったことがありませんでした。
また、アポイントで何度も病院に足を運ぶことになりますが、待合室にはいつも数人のカップルがおり、皆ほぼカップルで訪問、女性だけで病院に来ている人はあまり見ません。
このような点は女性にとって住みやすく、また妊娠も女性だけの問題と捉えていない姿勢がいいなあと感じました。
次回、公的機関で不妊治療を受ける際の条件など紹介していきます。