子供の発達障害に関連して、これまで小学校にあがる際と小学校にて数度ミーティングを行ってきたのですが、(これについてはまた別で記事にしようと思います。)最近、再度小学校の先生、教育庁所属のスピーチセラピストとミーティングがありましたので内容を紹介します。
今回のミーティングは以下の内容でした。
- 言葉の発達について
- 学校内での言語発達のサポート
- ゴール設定
参加者は先生3人で、担任の先生、アシスタントの先生(学校全体の加配の先生のような感じ)、SENCO(Special Education Needs Coordinator)というサポートが必要な生徒全体を見る先生、そしてスピーチセラピストと合わせて5人でのワークショップでした。
最初の2時間は今現在の子供の言語レベルを話し合い、その後、先生たちだけで来学期に向けたゴールを設定しました。
ゴール設定についてもミーティングに参加して良いとのことでしたが、仕事の関係で、そしてもう英語でのミーティングは2時間でへとへとでしたので、私はそこで失礼しました。
どちらにしてもそのミーティングの内容をまとめたものをスピーチセラピストが送ってくれますので、何をゴール設定としたのか後日確認できます。
最初の話し合いではまず以下について聞き取りがあります。
- What 子供が興味を持っていること(家、学校それぞれ)
- How どのように言葉を使っているか、どう表現しているか、言葉以外でも感情表現など
- Why 何のためにコミュニケーションを取るのか、例えば何に興味を持っているのか、何をしたいのか知りたいからなど
言語レベルについては、パワーポイントで資料を見ながら、現在どの発達レベルの位置にいるか、家では日本語、韓国語を使っているので、それぞれどのぐらいの理解力、表現力(言葉、ジェスチャー、表情など)があるか、学校での英語のレベルなどを話し合いました。
このレベルというのは以下のレベルに分けられます。
- Early words user (簡単な指示に従える、これは何?などのシンプルな質問に答えられる、50語ほど使える、単語で文章を答えるなどのレベル)
- Work combiner (2つ以上キーワードがある指示に従える、2語以上で答える、簡単な質問ができるなどのレベル)
- Early sentence user (2つ以上関連する指示に従える、誰、どこ、なぜの質問を理解できる、文法的に間違っていても3語以上の文章で答える、そこにないものについて話ができるなどのレベル)
- Complex sentence user (2つ以上の関連しない指示に従える、文法が大体合っている、簡単な話を聞いて質問に答えることができるレベル)
これらの内容を元に、どのように言葉を発達させていくかをスピーチセラピストが例を交えながら説明します。またクラスメイトとのコミュニケーションスキルを発達させるのにどうサポートが出来るかを先生たちが話し合いました。
日本語はほぼ問題なく話し、理解しますが、学校でどのぐらい英語を理解し、話しているのかがわかりませんでしたので、このミーティングは今現在どの位置にいるかわかりとても有意義です。
自分の子供の為だけに、学校の授業中の時間に3人もの先生が時間を割いてくれることにも有難いなあと思います。2学期、3学期のゴール設定をしましたが、家で実践できることも多くありますので、これを元に少しでも言語の発達が促されると良いです。