ニュージーランド不妊治療⑤採卵

ニュージーランド不妊治療

前回は採卵までの注射などについてお伝えしました。

今回は採卵、不妊治療でのハイライト?です。

採卵日の手順

最後のトリガーの注射を打ち、いよいよ採卵日となります。
採卵日は最後の注射の翌々日となりました。
Instructions for Egg Collectionという紙が渡され、そこに最後のBuserelinの時間、トリガーの注射の時間、採卵日の病院への到着時間、採卵が始まる時間を記入していきます。

水を飲める時間は採卵の2時間前までということでその時間を記入、痛み止めの薬を3錠飲むようにとその時間を記入する欄もあります。ただ水を飲むといってもごくごくと飲むのではなく、ちょこっと飲む程度、採卵日の前の夜中12時以降は飲食禁止となります。

日付や時間を記入したのは最後のエコーの時だったか、後日電話で話したのか覚えていないのですが、再度電話がかかってきて、時間とやることの説明を全て復唱してくださいと言われ、何時に何々、何時に何々をしますと紙に沿って説明したという記憶があります。
そしていよいよ当日を迎えます。

採卵

採卵はSedation、鎮静剤を用いて行われます。(静脈麻酔と言われるもののようです。)
また採卵時はパートナーも一緒に中に入れますので、私の夫も採卵の様子を全て見ていました。
採卵の前に手に針を入れておいて、そこに鎮静剤を投与します。鎮静剤が効いてきた後はうつらうつらとしてほとんど記憶がないのですが、針が長い注射器があったなあということは覚えています。
夫が、採卵中に採卵している先生と色々話をしていたのもなんとなく覚えていますが、痛みなど感じることはありませんでした。
エコー画像を見ながら1つ2つと採卵していき、終わったら別室のベッドでしばらく休みます。
その間に夫は精子を採取し、受精させるようです。
鎮静剤が切れてきた頃に看護師さんがやってきて、その日いくつ採卵したのかの説明がありました。
私の隣にも採卵を終えた方がカーテン越しにいたのですが、その人に話しているのも聞こえ、その人は20個ぐらいも採取したようでした。
私はと言うと、5個しかありませんでした。ただ、20個あってもどのぐらい受精して育っていくかはわからないと話していたので、数というよりは質なのかもしれません。(こう書くのはなんだか憚れますが。)

問題なさそうであればそのまま帰宅となります。鎮静剤を打っていますので、自分で車を運転して帰宅してはいけない、機械を動かしたり、重要な決定を24時間以内はしてはいけないなどと書かれたDischarge Following Egg Collectionという紙を渡されます。

その日は痛み止めの薬を服用するのですが、何時に何錠と4時間おきに指定がありました。
とにかくニュージーランドではすぐ痛み止めを服用と言われますので、ニュージーランドの人は痛みに弱いのかな、なんて思ったりします。

また、膣に入れるタイプのUtrogestanの薬が渡され、次の日から1日3回投与するようにとのことでした。着床しやすくしたり、妊娠を継続しやすくしたりする薬のようで、この薬は妊娠中もずっと続き、実はこの薬が結構負担でした。とは言え、自費で購入するとかなりの金額のようで、ぽいぽいと看護師さんから数箱簡単に渡されるので、なんだか公費で治療してもらうのが申し訳なく思ったりもしました。

他に、Instructions Following your Embryo Replacementという紙が渡され、そこに受精卵を戻す日、血液検査の日、妊娠の確認日などを記入してもらいます。受精卵を戻す日は採卵日から5日後です。

後日、いくつ受精し、培養がどこまで進んだかなどが電話で説明されます。
私の場合、5個の卵から4個正常に受精し、そのまま4個胚盤胞の状態まで育ち、1個を移植、3個は凍結することとなりました。

次回、移植とその後の妊娠テストなどについてお伝えしたいと思います。

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