先日まで日本へ一時帰国しており、その関係で仕事もバタバタしていてブログの更新も滞っていました。
今回の前に日本へ一時帰国したのはコロナ以前で、二人の子供を連れての帰国は初めて、なかなか大変でした・・。
でもやっぱり日本はいいなあと再確認。正直なところ真剣に日本に帰国したいと思いましたが、子供、特に発達障害を抱える長男にとって過ごしやすのはどこかと考えるとニュージーランドか・・いやでも日本の療育も素晴らしいのでは・・・と葛藤です。
さて、本日は不妊治療の中でも大変な治療の一つ、採卵までの流れについて共有したいと思います。
前回、急に電話がかかってきてIVFのオリエンテーションの予約を入れてもらったと書きましたが、その予約までに読んでおくようにとOrientation package(治療の流れ等が書かれたもの)や、必要な血液検査やスワブテストのリストが送られてきました。必要な検査は予約までに行っておく必要があります。
女性:血液検査、直近の子宮頸がん検査結果のコピー、子宮のスワブテスト(GPでできます。)
男性:血液検査、精液検査(12か月以内のもの)
IVFのオリエンテーション
オリエンテーションは2時間から3時間ほどかかります。お医者さんとのIVFの流れなどの説明があったと思うのですがすみません、あまり覚えていません。IVFについて日本語でもかなり調べて行っていた為、それほど疑問点もなく、あまり印象に残っていないように思います。
IVF治療の流れの説明の中で、排卵誘発の注射の影響で起こる可能性のある病気のリスクなどの説明もありました。
お医者さん以外にカウンセラーとの面談もあります。不妊治療というのは精神的なしんどさも伴う為、必ずカウンセラーと一度面談し、その後もつらいことや話を聞いてもらいたい時があればいつでもカウンセラーと予約を取ることができます。カウンセラーさんとのお話は、私たち夫婦のバックグランドなど、結構細かく聞き取りなどがあり、長く時間を使いました。
また重要なことですが、直近の生理がいつ始まったのか、周期はどのぐらいかを聞かれ、大体の採卵の日程がそこで組まれます。私の場合、生理がそのオリエンテーションの数日前に始まっていた為、2週間後ぐらいに排卵誘発の注射についてのオリエンテーション日が組まれました。
排卵誘発注射のオリエンテーション
排卵誘発の注射のオリエンテーションは不妊治療クリニックの看護師さんと行います。私の場合はIVF treatment diary for a Long Course Buserelin cycleという紙を渡され、何日に何の注射をどの量を打つのかを一緒に日程を書き込みながら確認していきました。
そして実際の注射を見て、人形を使って一緒に注射を行う練習をします。
英語の聞き間違いが怖いので、何度も何度も日程と注射の量を繰り返しながら確認しました。
排卵誘発の注射
指定された日から自己注射が始まります。お腹にぶすっと刺すのですが、自分では怖くてなかなか刺せず、毎日夫にお願いして刺してもらいました。
まずはBuserelin(排卵誘発を補助する薬のようです。)という注射を2週間打ち、2週間目に血液検査、Buserelinはそのまま継続、血液検査の結果でPuregon(排卵誘発剤、卵胞刺激ホルモン)という注射もそこから始まりました。ですので途中から注射は2つになります。
Puregonを打ち始めて7日目に血液検査と子宮のエコーを見て、その結果でまだ注射を続けるか、また注射の量が決まります。
更にその3日後に再度血液検査とエコーがあり、卵胞の大きさをチェック、その翌々日に再々血液検査とエコー、そこで最後に打つ、トリガーの注射(排卵促進剤)の指示(時間も指示されます。)があり、採卵日が決まりました。
ちなみに注射は午後か夜に打つようにと言われます。結局注射は3週間と数日続きました。
不妊治療はとにかく血液検査が多いのですが、振り返ってみて、やっぱりこの注射の時期が一番きつかったなあと思います。毎日注射に血液検査が数日おき・・自己注射も負担でしたし、エコーもあるので何度もクリニックに通う必要があります。
なんとか卵が育ち、いよいよ採卵です。次回は採卵についてお伝えします。