ニュージーランド発達障害 オンラインプログラム①

ニュージーランド発達障害

先日、Explore Autismというオンラインでのプログラムに参加しました。
これは全6回、毎週2時間各テーマに沿って講義?を受けるペアレントトレーニングのようなものです。
発達障害と診断されるとサポートをしてくれる様々な団体も紹介されますが、これもその一環で、Exploreという団体が実施しているプログラムです。

この団体からプログラムのお知らせがメールにて送られてきました。
Explore Autismは年齢によってグループ分けされており、0歳~5歳、6歳~9歳のプログラムがあるようです。年齢に合わせて開始日がいくつか紹介され、そこから自分の予定に合う曜日を選ぶことができます。
基本は毎週2時間、計6回、曜日によっては毎週4時間、計3回で終了するものもあります。

私は最初にメールが届いた時はまだ下の子が幼稚園に入っていなかった為に、落ち着いて受けることができないだろうと、また次の機会を教えて欲しいと伝え(その時はオンライン講義と直接出向く講義と2種類ありましたが、現在はオンラインのみのようです。)、その次に連絡がきた時は不在の期間がありパス、今回3回目の連絡で受けることに決めました。

正直なところ英語での講義・・しかもディスカッションとかありそうだな・・と思って気持ちは乗らなかったのですが、子供の為には聞いておこうということで今回参加することにしました。

ウィエイティングリストもあるようで、もしメールに返信しない場合は参加資格がなくなるとのことでしたので、私も診断からかなり経ってからの連絡でしたし、このプログラムを受けたい人は結構いると思います。

そして第一回目を迎えたのですが・・

受けてよかったなあとすごく感じました。

発達障害のお子さんがいらっしゃる方からしたら、これまで勉強してなかったの?という感じかもしれないのですが、自閉症(具体的に書いていなかった気がしますが、うちの子供は自閉症です。)についての特徴などは本やネットで見ていたりしていたのですが、親の気持ちの持ち方などについて勉強していなかったのです。
しかもこれまでこのような勉強会に参加していませんでした。
その為に診断がついても、子供の行動にイライラすることがすごく多かったのですが、この講義を受けて、色々腑に落ちることがあり、イライラすることが少なくなりました。もちろんなくなることはありませんが。

既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、Amazing things happenというビデオが紹介され、是非一度そのビデオをご覧になって欲しいなあと思います。
You Tubeで検索できますが、日本語に訳されているバージョンもあります。

何が異なるのか、脳の使い方が違うと頭でわかっていても、実際自分の脳ではないので、なかなか理解できませんでした。
このビデオで、私たちにとって難しいことを簡単にやったりする、反対に私たちにとって簡単なことが難しい、というのを聞いて、まさにその通りだと今更ながら気付かされました。何だそんな初歩的なこと、と思うかもしれないのですが、意外とこの簡単なことが理解できていなかったのです。このビデオです~っと頭に入ってきました。

何でこんなことが出来ないのだろうとイライラしていたのですが、それは私にとって難しいこと、例えば数学の難しい問題などを、他の人に何で出来ないの?とイライラされても、出来ないのだから怒られても困ると思います。じゃあやり方教えてよ、となりますし、教えてもらってもわからないかもしれません。

そしてすごいな、私には出来ないなと思うことも結構あり、けれど出来ないことの方をどうしてもフォーカスしてしまうので、そのすごいことはかき消してしまっていたように思うのです。

このプログラムの第一回目はIntroductionということで、Autismはどのような特徴があるか、家族や友人などに自分の子供について話す時の心得や、そして自分の子供にAutismについて話す心得などが主に話されました。

私が参加した時は全部で4名で、まずは簡単な自己紹介がありましたが、あとは基本的には担当の方(Behaviour Specialistという肩書がついていました。)が事前に送られてくるブックレットに沿ってお話をし、時々参加者がコメントをするという感じで進んでいきました。

他にも同じくAutismの子供を持つ親御さんのインタビューなどいくつかのビデオも見せてもらい、他のお母さんも見ながら涙ぐんでいました・・。私もぐっとくるのでなるべく平静を保ちながら見ていましたが、みんな色々感じるところがあるんだなと、普段は他の発達障害があるお子さんのお母さんとは交流がない為に、なんだか少し心が軽くなったようにも思います。

今回はIntroductionということでそれほど説明する内容もないのですが、今後もどんなプログラム内容だったか共有していきたいと思います。

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