長男、初めてのプレイデイト

ニュージーランド小学校

うちの長男は自閉症があるのですが、その自閉症の特徴の一つで、あまり人に興味がなく、幼稚園、小学校を通して今まで友達という友達はいませんでした。

クラスメイトに話しかけられても反応が薄い為(きっとどう話していいのかわからないのもあるのだと思います)、そのうちあまりクラスメイトも話しかけなくなり、本人は1人で自分がしたいことをして過ごす時間の方が好きなようで気にしている様子もありませんでした。
親としては友達がいないのもなあと思いますし、いつもクラスで1人でいるのも心配なのですが、先生に聞いてもアクティビティの時はそれなりに他の子に加わってやっていると言っていますし、本人がいいのならまあいいや、いつかは気の合う友達が出来ればいいなと思い、特に何か働きかけることもなく、時間が過ぎていった感じです。

そしてここにきて、初めて友達という友達ができたみたいで、親の私もちょっと嬉しく興奮しています。

今まで誕生日パーティに数回招かれたことがあるのですが、本当に仲いいのかな、数合わせかしら?なんて正直なところ思っていました。
そのうちの1回は親の私がその子のお母さんとわりと仲がいいから招かれたような感じです。
その他のパーティも行かないつもりだったのですが、他のお母さんから行ってみましょうよと誘われて行ったものの、やっぱりうちの子は他の子と交わることもなく、正直ただいるだけ、と言う感じでした。
そんなに仲がよさそうにも見えず、なんで誘われたのかなあとも思うのですが、でもその友達がうちの子を誘うと決めてくれたようなので、それはそれで有難く嬉しいことではありました。

ところがここ最近、1人のクラスメイトの名前を盛んに口にするようになり、その子のことは知らなかったので、失礼ながら本当にその子いるの?と聞いたりして想像上の人物を作り上げているのではないかなんて思ったりもしていたのでした。
私がその子はわからないとうちの子に言うので、私に教えてあげようとその子が登校するまで待ってたり(その日結局遅れてきたようで会えませんでしたが)、帰りも待っていたり(うちの子の帰りの支度が遅いので結局また会えないのですが笑)というのを何度かしてようやく教えてもらうことが出来ました。

ちゃんと実在する子でした(笑)

なんとなく似たような雰囲気の子で、その子のお母さんに実はうちの子は初めて友達が出来たみたいで・・と話すと、うちも!
うちの子は人がたくさんいるところは好きではないみたいで・・・と言ったらうちも!との答えでやっぱり似た感じの子でした。

そのうち気が合う子が出来たらいいなと思っていたと言いましたが、気が合う子が出来たこととても嬉しいです。
余談ですが、そんな風に思えたのは、実はテレビドラマがきっかけでした。
ちょっと変わった感じの人が、子供の頃から友達はいなく、大人になって初めて友達と言える仲間が出来た、というようなことを言っていて、ドラマとは言えそんなこともあるかもなあ、うちの子も今は友達いなくてもいつかはそんな仲間に巡り合えるといいなとなんとなく楽観的に捉えることが出来たのでした。

その子のお母さんがぜひプレイデイト(放課後などに友達同士で遊ぶことをこう言います)しましょうと言ってくれ、今週その子の家に放課後に遊びに行く予定です。

友達など人との距離の取り方がわからないのも自閉症の一つ特徴でもあるので、その子とも上手に距離が取れるか心配があるのですが、親がずっと見てあげられるわけではないので、もうそれは子供自身が自分で学んでいくしかないのかなとも思っています。

まずは初めてのプレイデイト、本人も友達も楽しく過ごせるといいなあと思います。
そして友達付き合いが長く続くと良いです。

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